障がい者のための婚活パーティーに行ってみた

はじめに

婚活パーティーは良い機会の一つ

真剣な出会いを求める障がい者にとって、婚活パーティーは良い機会の一つです。

障がい者とその理解者のために開催される婚活パーティーには、障がいを持つ方と友達になりたい人、恋愛をしたい人、結婚相手を見つけたい人が集まっているのです。

障がい者の方のために開催される専門の婚活パーティーは、むしろ「障がい者が逆にモテる」という状況であるという点をまずは押さえておいてください。

理解者も出会いで悩んでいる

障がいを持つ方にとって、消えることのない悩みの一つが、「出会いがない」という悩みではないでしょうか。

友達が欲しい人、恋人を作りたい人、結婚相手を見つけたい人など、人それぞれの悩みがあって当然です。

しかし、実は、健常者や理解者だって、同じ悩みを抱えているのです。

つまり、健常者や理解者も出会いを求めていて、日常生活の中にはなかなか良い出会いがないのが現実なのです。

まずは、「出会いがない」と悩んでいるのは自分だけではなく、健常者や理解者も同じ悩みを抱えているという事実を押さえておいてください。

みんな口には出しませんが、出会いを求めているのです。

婚活パーティーの注意点

障がいを持つ方にとって、健常者や理解者との出会いの場として、婚活パーティーは適していると言えます。

しかし、注意して欲しいのは、婚活パーティーが全てではないという点です。

婚活パーティーは、初対面の男女が、いきなり対面して直接おしゃべりをする場です。

そのため、良い言い方をすれば、手っ取り早く相手を知ることができますが、別の言い方をすれば、本当の自分を出し切れず、せっかくのチャンスを活かせないことも少なくないのです。

恋愛や結婚に限らず、初対面の人と信頼関係を築くには、それなりの時間が必要になるものです。

婚活パーティーの欠点の一つとして、お互いを深く理解し合えるほど十分な時間がないという点は理解しておいてください。

婚活パーティーとは

婚活パーティーの基本

婚活パーティーとは、出会いを求める男女が集まり、基本的にはおしゃべりを楽しむ場です。

そして、お互いに気が合えば、連絡先を交換し、友達として付き合ったり、恋人としてデートをしたりします。

婚活パーティーは、あくまでも最初の出会いを提供する場であり、その後の関係には関与しません。

あくまでも、パーティーの後は自由恋愛となるのが普通です。

婚活パーティーは、健常者同士の婚活の場としても盛んです。

しかし、障がいを持つ方のための婚活パーティーは、健常者のためのパーティーよりも、参加者の人数が少なめに設定されているのが普通です。

参加者の人数を少なくしている理由の一つが、障がい者の方の参加が健常者よりも少ないということ。

そして、男女のバランスを保つのが目的です。

男女のバランスが取れるように人数を調整してくれているので、せっかく婚活パーティーへ行ったのに話し相手が見つからないということがまずないのです。

ちなみに、障がい者の方のための婚活パーティーの場合、参加者本人以外に、付き添いの人を連れていくことも可能です。

あらゆる障がい者の方が平等に出会いを楽しめる場が、婚活パーティーなのです。

婚活パーティーのメリット

障がい者の方のための婚活パーティーのメリットと言えば、ずばり、「障がい者が逆にモテる」という一点に尽きます。

そもそも、その婚活パーティーの目的そのものが、「障がいを持つ方と理解者との出会い」なのですから、当然と言えば当然ですよね。

日常生活の中で、障がいを持つ方が理解者と知り合う機会は多くありません。

ましてや、異性と知り合い、恋愛に発展するチャンスなど健常者と比べたら非常に少ないのが現状なのです。

しかし、最初から障がい者の方のための出会いの場へ行けば、そんな心配はご無用。

新しい友達を作ったり、恋愛対象となる異性と知り合ったり、結婚相手を見つけることも可能なのです。

「障がい者は逆にモテる」という事実を、押さえておいてください。

婚活パーティーの残念ポイント

障がい者の方にとって、婚活パーティーは良い出会いの機会であるとご紹介してきました。

しかし、良い点ばかりではありません。

例えば、障がい者の方のための婚活パーティーの場合、参加者が極端に少ないという点が挙げられます。

世の中全体から見れば、理解者の数が限られているのですから、当然と言えます。

そのため、せっかく婚活パーティーに参加しても、そのイベントに良い異性がいるとは限りませんし、そのイベントに好みの異性がいなければ、無駄足になってしまいます。

せっかく足を運んでも、良い出会いに恵まれないというイベントを、何度も繰り返してしまうという可能性があるという事実も押さえておいてください。

決して、良いことばかりではないのです。

婚活パーティーの流れ

予約~入場まで

婚活パーティーというイベントに一回も行ったことがない人のために、イベントの流れをご紹介します。

一般的な婚活パーティーの場合、事前の予約が必須です。

予約なしで参加可能なイベントもありますが、当日の混雑状況によっては入場を断られてしまうこともあるため、ネットで事前に予約をするということを押さえておいてください。

特に、障がい者の方のための婚活パーティーの場合、人数に限りがあることが多いので、予約は必須です。

ネットで予約をしたら、当日にその会場へ行くだけでOKです。

入場するためには身分証明書が必要になるイベントがほとんどですので、参加費がいくらなのかも含めて、よくイベントの内容をチェックしておきましょう。

イベントの流れ

イベントの当日、身分証明書を提示して、参加費を支払えば、いよいよイベントへの参加です。

イベントの内容によって細かい違いはありますが、基本的には、参加者同士が自由におしゃべりをするだけなので、特に司会進行はありません。

また、イベントによっては、司会者が司会進行をして、ペアを組んでくれるイベントもあります。

特に、障がい者の方のための婚活パーティーの場合、参加者全員が異性とまんべんなく会話を楽しめるよう、スタッフがサポートしてくれるイベントが多いので、シャイな方でも不安になることはないでしょう。

繰り返しになりますが、障がい者の方のための婚活パーティーには、障がいを持つ方と、その理解者しか参加をしていません。

障がいを理解してくれる異性しかいないのですから、思い切って楽しんでみることが大切でしょう。

解散の後は

イベントは、普通は2時間程度で終わります。

イベントの終盤になったら、気の合う方とLINEなどの連絡先を交換し、その日は別れます。

そして、運が良ければ、次は2人きりで会うチャンスに恵まれることでしょう。

おわりに

マッチングアプリの方がチャンスは多い

ここまで、婚活パーティーの詳細をご紹介してきました。

婚活パーティーには、メリットもあればデメリットもあることをしっかりご理解いただけたのではないでしょうか。

この記事を読んでいるあなたは、日常生活の中に出会いがなく、新しい出会いを作りたいと望んでいるはずです。

それならば、婚活パーティーよりも、いっそのことマッチングアプリの方が、ずっとチャンスが多いという点も理解しておいてください。

婚活パーティーは、初対面の異性と、直接対面してその場でおしゃべりを楽しめるという利点があります。

その一方で、一回のイベントに参加できる人数は、男女それぞれ10~20人程度と非常に少ないのです。

逆に、マッチングアプリの場合、日本全国にいる障害を持つ方と、理解者が出会うことができます。

一つのマッチングアプリだけでも、知り合える人数は桁違いですし、マッチングアプリそのものも数十個はあるのです。

恋愛や結婚を見据えた相手をしっかりと見極めたいなら、やはりチャンスの多いマッチングアプリは欠かせないという点は忘れないでください。

割り切った楽しみ方がベスト

障がいを持つ方にとって、婚活パーティーは、ある意味で割り切って楽しむのがベストです。

出会いのチャンスは、多いに越したことはありません。

マッチングアプリでしっかりと出会いを増やしつつ、気分転換に婚活パーティーに顔を出してみると、面白い発見があるでしょう。

出会いは早い者勝ち

最後に、一番大切なことを言います。

出会いを求める障がいを持つ方にとって、一番大切なことは、「出会いは早い者勝ち」ということです。

健常者と違って、ただでさえ異性との出会いのチャンスが限られているのですから、理解者の存在は取り合いなのです。

あなたが見つけなければ、他の人のものになってしまうのです。

出会いのチャンスは、いつまでも待っていてはくれません。

特に、あなたの理想の恋人は、他の人にとっても憧れの人なのですから。

2020年4月15日コラム


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